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vol.18 埼玉県から焼津市へ移住 三浦さん

掲載日 2018年12月04日
Iターン
単身

焼津市で釣りボーイ、釣りガール、増殖中!

静岡市の西隣に位置する静岡県焼津(やいづ)市。遠洋漁業の基地としてカツオ・マグロが水揚げされる焼津港、近海・沿岸のアジ・サバなどが水揚げされる小川港、そして桜えびやしらすが水揚げされる大井川港を抱え、漁業とともに発展してきた街です。水産加工物も盛んで、特に鰹節や静岡名物・黒はんぺんは有名。豊かな水産物に囲まれ、心地よい潮風に出会える港町です。
就職先での転勤により、静岡へ引っ越してきた三浦愛(みうらあい)さんは、人との縁に導かれるように焼津へ移住。焼津市の「地域おこし協力隊」として活動しています。

焼津市へ移住したきっかけを教えてください

海がない埼玉で育ったせいか、漠然と海への憧れがあり、進学した神奈川の大学・大学院で海洋生物を専攻。学生時代は友人と相模湾でよく釣りをしていました。大学卒業後は、東海地域で多数の店舗を展開する釣具店に就職。静岡県静岡市清水区の店舗へ配属になったため、2012年に清水へ引っ越してきました。釣りが好きで、よく乗っていたのが焼津にある大井川港の船。仕事が休みの日を中心に、週2回は通っていたと思います。
釣具店には3年ほど勤めたのですが、2015年に退職。自分でいろいろな魚料理を作れるようになりたくて、イタリアへ1年ほど留学。現地の料理学校で基礎を学んだ後、海沿いのレストランへ住み込みで勤務しました。最初はイタリア語もわからない状態でしたが、半年も住めば日常会話は困らない程度に。掃除や野菜の皮むき担当を経て、最終的には前菜を担当させてもらえるようになりました。魚料理やジビエ料理などを勉強した後、2017年2月に帰国。一度、故郷の埼玉へ戻り、しばらくは実家の仕事を手伝ったり、イタリア料理店でアルバイトをしたりしていました。
釣具店勤務時代の同僚が焼津にいたこともあり、帰国後は月1〜2回程度、車で焼津に遊びに来ていました。通ううちに知り合った人から、焼津で釣りや山登り、カヤック、キャンプなどをするという企画があるから手伝わないかと声をかけられ、協力することに。このイベントを通じ、焼津での知り合いが随分と増えました。
そして、SNSを通じて焼津の「地域おこし協力隊」の存在を知りました。早速、焼津市役所へ相談し、2017年10月に、焼津市の初代・地域おこし協力隊に就任。焼津へ移住してきました。

「地域おこし協力隊」の活動について教えてください

焼津市の地域おこし協力隊は、現在2名で活動中です。一人は移住支援担当、もう一人は交流人口拡大支援担当と分けており、市の職員として雇われる形態もあれば、副業が可能な形態もあります。焼津市は、副業可能な委嘱という形を採用しており、私は交流人口拡大支援担当として従事しています。
焼津市外の人に焼津の魅力を知ってもらえたらと、初心者向けの釣り教室を月1〜2回ほど開催しています。企画から船の手配、当日の運営等までを一人で担当。当日は、釣具のレンタルや、フォローまで行なっているため、初めての方でも簡単に釣りが楽しめるようになっています。定員が10名程度なので、毎回、すぐにいっぱいになってしまう人気の企画。家族連れ、男性の方はもちろん、半数程度は女性の方。釣りは道具の準備や釣り方など、初心者にはハードルが高いと思われがち。気軽に釣りができるイベントは、需要があるのだなと感じています。近隣の市町の方が多いですが、県外の参加者もいらっしゃいます。
また、小学校で地域おこし協力隊の活動について授業をさせてもらったこともあります。焼津の魅力を地元の子どもたちにも知ってもらえたらと思っています。いずれも焼津での新たな魅力発見になってもらえたらと思って行っている企画。それに自分の今までの経験が役立てられるのは嬉しいですね。

焼津市での生活はいかがですか?

焼津の人々は、優しくて親しみやすい方ばかり。人との縁が結びやすい街だと思います。私が焼津に住む決心ができたのは、ここに住む人々が大好きだからです。静岡の中心地であるJR静岡駅まで車で30分、電車では10分ちょっとの距離。そこから東京まで電車で1時間程度なので、実家がある関東圏への帰省にも便利です。
地域おこし協力隊の任期は3年。任期終了後は、遊漁船業(=釣り等を行う乗客のために、船舶で漁場に案内する仕事)を行いながら、イタリアで学んできた料理の経験をもとに、釣ってきた魚をさばいて提供する宿を営めたらと考えています。小型船舶免許1級、調理師免許はすでに持っているので、近々、遊漁船業務主任者の資格も取得予定。焼津での暮らしを、楽しみながら長く続けられたらと思います。

焼津への移住を考えている方にアドバイスをお願いします

私たち地域おこし協力隊の活動拠点は、焼津駅前の商店街内にある「Homebase YAIZU」というところです。ここは、カフェのようにも使える溜まり場と、クリエイターが仕事で使える仕事場としての機能を持っているところ。SNSを通じて知った場所に、顔を出してみたことがよい縁につながりました。週4日程度はここにいます。
「Homebase YAIZU」は、漁師さんをはじめとする海の仕事に従事する人、地元の人、行政の人、IT・デザイナー・クリエイターといったフリーランスの人など、様々な人が集い、交流ができる場所です。ここから新たな仕事やプロジェクトが生まれることも。この場所には焼津に関わりの深い人が必ずいるので、焼津に興味がある方、移住を考えている方は、ぜひ気軽に立ち寄ってみてくださいね。
焼津は、港町ということもあり、住宅の価格は安い方だと思いますし、空いている物件も多い印象。家を探したい場合は、「Homebase YAIZU」に来ていただければ、エリアの相談程度であれば応じられると思います。
焼津での活動を考えられている方は、焼津で開催されるイベントに顔を出し、積極的に話しかけてみると良いと思います。面倒見がよい方が多いので、活動の幅が広がると思います。まずはぜひ焼津に来ていただき、環境や人との関わり方の様子を見てみてくださいね。

地域おこし協力隊 三浦愛さん