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自家焙煎珈琲屋 百珈 ―もかー

取材日 2018年01月30日

遠州の小京都・森町の古民家で味わう自家焙煎コーヒー

小高い山々に囲まれた森町は「遠州の小京都」と呼ばれ、小國神社をはじめとする由緒ある寺社仏閣が点在します。古きよきものを守りながら次世代へと引き継ぐ街並みが心を和らげてくれます。
新東名高速道路の開通に伴い、格段に訪れやすくなったこともあり、夏になると、森町の名産品である甘々娘(かんかんむすめ)・森の甘太郎(かんたろう)などの朝採れトウモロコシを求め、県内外からたくさんのファンが訪れます。

新東名高速道路 森掛川IC・遠州森町PAスマートICから太田川に沿って北へ車で15分ほどのところに「自家焙煎珈琲屋 百珈 -もか-」があります。
「百珈」は、早川直之(はやかわ なおゆき)さんが始めたお店です。直之さんは森町の隣町・磐田市の出身で、妻の幸恵(さちえ)さんは福島県出身。就職で袋井市に移住した幸恵さんと、当時掛川市の会社に勤めていた直之さんが知り合い、結婚しました。二人とも自分たちで改修できる古民家を手に入れたいと考え、不動産屋に物件を探してもらったところ、築120年ほどの古民家を紹介されたそうです。

物件購入後、幸恵さんは出勤前の早朝や週末に通って、ほぼ一人で壁塗りや塗装などを行い、1年ほどかけて改修を終え、2007年に森町へ移住しました。

それから10年後、「森町で人が集まれる場所、交流できる場所を作りたい。」と考えた直之さんは会社を退職し、コーヒー屋をやろうと決意しました。
東京にある自家焙煎珈琲店の先駆けとして有名なカフェ・バッハの焙煎セミナーで学び、焙煎機を導入して研究するようになりました。

2017年にオープンしたお店は、人気のコスタリカやグァテマラ、珍しいドミニカなど自家焙煎コーヒー豆16種類ほどを販売。コーヒーやジュースなどのイートイン、テイクアウトも可能です。
丁寧に豆を選別することから始め、品質の高いコーヒーを提供するため、少量焙煎。直之さんがハンドドリップで淹れるコーヒーは、人柄が伝わるような優しい味がします。
お茶請けの和菓子は「森町は和菓子屋が多いから、町の魅力を一緒に伝えられたら」と、直之さんがお店に直接足を運んで仕入れてきたもの。

一方、幸恵さんはかねてより興味があった農業に従事するため、会社を辞め、職業訓練校で学んだ後、2014年に農家として独立しました。1.5ヘクタールの土地をもう一人の助っ人とともにトラクターで耕す “農業女子”です。

お店の名前「百珈」は、森町の名産品・トウモロコシなどの生産をする幸恵さんの屋号「百姓人」と「珈琲」から名をとったそうです。

早川さん夫妻は、2017年より「町並みと蔵展」の実行委員会にも参加しています。このイベントは、森町の街中で4月の第2土・日曜と11月の第4土・日曜の年2回開催している、古着・骨董・絵画・民芸品・食事・地場産品などを販売する催し。普段は立ち入ることができない古民家の開放や、150件程度の出店があり、町内外からのたくさんの人が来場します。
「こういったイベントの実行委員は、実は地元の方より私のような移住者の方が多いです。移住者の知り合いも随分と増えました。森町の人は親しみやすい人柄。友人と会うより近所の人と会って話すことの方が多いくらい、すっかり地域に馴染ませてもらっています」。

都会の喧騒を離れ、直之さんのコーヒーをいただきながら森町での暮らしの様子を伺えば、ゆったりとした時間を過ごすことができると思います。

自家焙煎珈琲屋 百珈 -もか-

住所
静岡県周智郡森町問詰610-1
電話連絡
0538-85-0866
営業時間
10:00~19:00
定休日
金曜
□駐車場/4台