ふじのくに移住ポータルサイト

  1. ホーム
  2. ダモンデ教授の行きたいもんで!
  3. 石部の棚田

石部の棚田

取材日 2016年02月29日

地域の力で再生した風景。伝え残すべき美しい文化。

伊豆半島の西側先端、静岡県は松崎町。石部(いしぶ)の棚田は、標高120m~250mの範囲に4.2ha、約370枚の水田が広がる、日本全国でも珍しい石積みの棚田です。何百年もかけて傾斜地を開墾し、ひとつひとつ石を積み上げながら築かれました。かつては作付けも盛んに行われていましたが、棚田での作業の過酷さから近年は衰退し、約9割が原野と化していました。しかし、2000年から地元の有志が「棚田米を後世に伝え残したい」と復田作業を開始。現在も、地域おこし協力隊の有馬稔さんを含める10人の棚田保全推進委員会が石部の棚田を守っています。2002年には「棚田オーナー制度」が始まり、今では100組を超えるオーナーがいるそうです。

棚田オーナー制度は、「オーナー会員」と「トラスト会員」の2種類。「オーナー会員(年会費35,000円)」になると、1年間、石部の棚田の1区画(約100㎡)のオーナーとして農作業を体験し、収穫したお米のうち20㎏をもらえます。農作業に参加するのは難しいが棚田保全を支援したいという方には「トラスト会員(年会費10,000円)」。5㎏のお米をもらえます。作業そのものや棚田で行われるイベントには誰でも参加が可能です。

眼下には駿河湾、晴れた日には富士山と南アルプスを望む絶景を誇る石部の棚田。
水を張った棚田に空が映りこむ様子や、苗が成長し一面緑の絨毯のようになる夏、それが黄金色に変化する秋……農作業の段階によって棚田の表情は美しい変化を繰り返します。周辺の木々や花も季節によって変わるので、幾度足を運んでも楽しむことができるでしょう。定期的に開催されている、棚田一面をキャンドルでライトアップする「石部の灯り」にも、毎年200~300人が訪れるそうです。

石部棚田へ行こうよ!