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世界文化遺産・国指定史跡韮山反射炉

取材日 2018年03月13日

稼働した反射炉として、国内で唯一現存する韮山反射炉

伊豆の国市にある「韮山(にらやま)反射炉」は、2015年に世界文化遺産として登録された「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産のひとつです。
2016年12月には、「韮山反射炉ガイダンスセンター」がオープンし、韮山反射炉の築造の背景から現在に至るまでの取組、調査結果などの情報を発信しています。お土産屋やお食事処、茶摘みなどの体験ができる商業施設も隣接し、見所満載です。反射炉の周辺には、ソメイヨシノの木もあり、桜や紅葉シーズンはさらに見応えがあります。

案内してくれたのは、「伊豆の国歴史ガイドの会」会長・迫田信行(さこだのぶゆき)さん。
伊豆の国市では、韮山反射炉をはじめとする伊豆の国市内の史跡への理解を深めてもらうために、無料ガイドを設けているそうです。案内していただける先は、江川邸、蛭ヶ島(ひるがしま)公園、願成就院(がんじょうじゅいん)、韮山城址と盛り沢山です。
「伊豆の国歴史ガイドの会」には約30名のガイドが所属しますが、ほとんどの方が移住者とのこと。移住を考えられている方は、ガイドから伊豆の国市のお話をうかがうのもお勧めです。

「伊豆の国市は、『歴史の玉手箱』あるいは『日本史の源流』と称されるほどさまざまな歴史を持つ場所です。伊豆の国市では、天気の良い日は市内の至るところから世界遺産・富士山を観ることができ、韮山反射炉とともに二つの世界遺産を一緒に写真に収めることができる展望台もあります。ぜひ立ち寄ってみてください」。

韮山反射炉ガイダンスセンターには、迫力ある映像演出で韮山反射炉の歴史について学ぶことができる映像シアターがあります。8分間と短い時間で観ることができ、詳しく知ることで、より見学が楽しくなります。

反射炉は、1840年のアヘン戦争を機に、日本の防衛力強化のため、韮山代官・江川英龍(えがわひでたつ)をはじめとする官僚たちが検討、鉄製大砲を鋳造するために築造されました。はじめは現在の下田市で着工したものの、1854年に下田にペリーが来航したことにより、韮山で築造することになりました。
江川英龍はその完成を見ることなくこの世を去り、息子・英敏(ひでとし)が築造を進め、1857年に完成させました。

基礎工事には、松の木を896本も使用しており、安政・関東・北伊豆・東南海といった4つの大地震を経験しても崩れることがなくその姿を保っています。
国内の多くの反射炉は、時代の変化とともに取り壊されましたが、韮山反射炉は、幾度かの補修を経て、現在も残されています。それは、「江川英龍が残したものだから」と住民のたゆまぬ努力があったからだそう。江川英龍は、質素倹約に努め、自ら村を巡回して窮民の救済にあたるなどしたことで、「世直江川大明神」として民に親しまれていたと言われています。

韮山反射炉から車で5分程度のところに江川英龍をはじめとする代々代官を務めた江川家の住宅「重要文化財 江川家住宅」があるので、こちらもあわせて訪れてみてください。

韮山反射炉

住所
静岡県伊豆の国市中268
電話連絡
055-949-3450(韮山反射炉ガイダンスセンター)
営業時間
4月〜9月9:00〜17:00、10月〜3月9:00〜16:30
定休日
第3水曜(祝日の場合は翌日休み、シーズンによっては営業)
□駐車場/あり
□その他/観覧料 一般500円、小中学生50円、伊豆の国市民は無料