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vol.29 千葉から静岡市へ移住 池田あず紗さん

掲載日 2018年12月07日

静岡の城下町で小さなオーダーワンピース店をオープン

今川義元公の城下町として栄え、江戸時代には徳川家康公による大御所政治が行われた町として発展した静岡市。市民から「おまち」と呼ばれるJR静岡駅周辺には、徳川家康公が築城した駿府城をはじめ、登録有形文化財になっている静岡県庁本館や静岡市役所本館、映画やドラマ、テレビ番組のロケ地としても使われることが多い青葉公園通りなど、静岡駅から徒歩圏内に見応えあるスポットが点在しています。
ご両親の実家が静岡市という池田あず紗(いけだあずさ)さんは、2016年まで千葉県船橋市で過ごした後、祖父母宅がある静岡市へ移住。子どもから大人までのオーダーメイドのワンピース・洋服を作る「style.i(スタイルアイ)」を静岡市中心街に出店しました。池田さんが創るオーダーワンピースは生地も縫製も全て国内産。静岡市の女性活躍ブランド「平成30年度しずおか女子きらっ☆ブランド」にも認定されました。そんな池田さんから、静岡市への移住に至るまでの経緯や、夢を叶えるまでのプロセスなどについてお話を伺いました。

静岡にお店をオープンするまでの経緯について教えてください

千葉県船橋市に生まれ、移住するまではほとんど船橋の実家で過ごしていました。大学ではマネージメント関係を学び、卒業後は船橋の病院へ医局秘書として就職しました。病院では、女医さんや看護師さんと親しくさせてもらっていたのですが、同じ女性として手に職を持つ働き方はとても格好良く見えました。自分も何か誇れる仕事をしたい。そう考えた時に思い浮かんだのがワンピースのオーダーメイドでした。
もともと、ワンピースやかわいい服が大好き。でも、自分の体型に合うワンピースがあまりなかったんです。そんな私に母が薦めてくれたのが、オーダーワンピースでした。祖母や母とデザインを相談し、生地を選び、さまざまな想像をしながらオーダー。出来上がるまでの待ち時間は本当に楽しみで仕方がありませんでした。
オーダーメイドの服は、使用する生地によってびっくりするくらいの値段になるんです。もっと手頃な値段で提供できたらいいのに。そう思い、事業計画を考えました。
まずは縫製工場へ電話。電話ではどこからも話を聞いてもらえなかったので、直接工場へ足を運びました。そこで「他の仕事をしながら片手間でやるようなお遊びには付き合えない」と言われたんです。当時、起業に向け、勤めていた病院で正社員からアルバイトへ配置転換してもらっていたのですが、この言葉を機に退職。誠意を見せたことで、この工場との取引に成功しました。
続いて連絡をとったのが生地メーカー。担当者といろいろ話すうちに、同じ千葉県出身ということがわかり、応援していただけることになりました。人の縁はどこでつながっているかわからないもの。縁に恵まれたと思います。
そして2016年、まずは別の事業主と場所をシェアする形で東京にお店をオープンしました。

静岡市へ出店したのはなぜですか?

両親ともに静岡市に実家があり、静岡へは子どもの頃からはもちろん、大きくなってからもよく来ていました。学校で嫌なことがあったり、忙しい病院勤めに疲れが溜まったりした時は、リフレッシュもかねて一人で静岡のおばあちゃんの家に来ていたほど。静岡は、私にとってなんとなくほっとして落ち着く場所。時間の流れが緩やかに感じるんです。
東京でお店を構えてしばらくした頃、静岡を訪れた際、静岡市葵区西門町にある母方の祖父母の家の前を通ったんです。すでに母方の祖父母は他界しており、空き家になっていました。近くにお寺があって、下町のような雰囲気が残る場所。のんびりしていて、オーダーメイド店を営むにはよい雰囲気の場所だと感じたんです。東京よりまだライバルが少なそうと思ったのも理由の一つ。家賃がかからないのも魅力でした。
2017年夏に静岡でお店をオープン。初めは父方の祖父母宅に泊めてもらいながらお店を開いていましたが、静岡の住み心地のよさに惹かれ、静岡市への本格移住を決意。2018年の春に静岡市への住民票を移すなど、手続きを済ませました。

静岡市で事業を行う利点はどういうところですか

静岡は、東京から新幹線で1時間程度の場所。東京―静岡間の高速バスもあり、意外に身近な立地だと思います。首都圏なら、通勤に1時間は当たり前の所要時間。静岡は東京都心に比べると家賃が安いので、新規事業を始めるにはよい場所ではないでしょうか。
静岡に出店するにあたり、知り合いから「静岡で事業を行うなら富士市にある『f-Biz(エフビズ)』を利用するといいよ」と教えてもらいました。「f-Biz」は、富士市発のビジネス支援センター。無料で創業支援にも応じてくださるのですが、こちらでは本当によくしていただきました。ネーミングの付け方から、ホームページの作り方、申請書類の書き方、経営についてなどまで、様々なことに相談にのってくれるんですよ。2015年頃から出店までは週1回のペースで通ったほど。今でも数か月に1度は相談に訪れます。
「f-Biz」からの縁でメディアに取り上げてもらったり、偶然お店を知ってくださった地元新聞社の記者の方が新聞に載せてくださったりしたことで、少しずつ静岡での顧客が増えていきました。新聞に取り上げられたことは大きかったですね。今でもよく新聞の切り抜きを片手に、静岡市はもちろん市外からも来店してくださる方がも。縁がつながりやすいのも静岡で事業を行う魅力だと思います。

静岡市へ移住を考えている方にアドバイスをお願いします

川も海も山も近い静岡。豊かな自然の中、お茶や魚など食文化も豊かです。静岡出身で千葉在住の両親も、静岡の食文化に思い入れがあるのか、お茶や黒はんぺん(=B級グルメ「静岡おでん」にかかせない、静岡の郷土料理と言える食材)をわざわざ静岡から取り寄せているほど。子どもの頃からお弁当には「黒はんぺんフライ」が当たり前のように入っていたんですよ。静岡茶に合うようにおいしい和菓子もたくさんあると思います。
静岡へ遊びに来た友人は、「静岡って田舎だと思っていたけど、百貨店もあるし、想像以上に発展していてびっくりした」「移住すると聞いて驚いたけれど、来てみるといいところだね。移住したのがわかる!」と言っています。静岡の食や暮らし、雰囲気を感じてもらうと、きっとこの街の魅力に気づいてもらえると思います。東京の友人をはじめ、最近、オーダーワンピースを求めに静岡へ来てくださる方もいます。当店が静岡へ来る目的の一つになってくれたらなと思っています。

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